葉の部分と若い茎を食用とし、葉は少し厚みがあり、折り曲げるとパリッと割れるような肉質ですが、茹でるとぬめりが出てきます。
金時草(キンジソウ)や「式部草(しきぶそう)」と呼ばれているものは標準和名では「水前寺菜(スイゼンジナ)」といい、東南アジアが原産とされるキク科の多年草です。
熊本県の水前寺地区(現在の熊本市中央区水前寺町)で湧き水を利用して栽培されたことから水前寺菜と呼ばれるようになったと言われています。
【育て方】 ■日当たり・置き場所 日当たりがよい場所を好みますので、充分に日光の当たる場所で栽培しましょう。
■植付け・水やり プランターサイズは、大型(60以上)で深型のものを利用しましょう。
1株なら大型の植木鉢でも育てられます。
苗を植え付けた後、根付くまでの間は用土が乾燥しないようにたっぷりと水やりを行います。
苗が根付いた後は用土の表面が乾いたときにたっぷりと与えるようにしましょう。
根付くと葉の生育が良くなります。
高温に強い野菜ですが、乾燥には弱いので夏場の高温に備えてマルチシートや敷き藁(敷き草)を敷くと乾燥から守ることができます。
追肥として2週間に1回程度、配合肥料などを株元に施します。
春から秋に掛けて、肥料があればよく育ちます。
■収穫 適当な大きさになった葉を収穫してください。
どれだけ収穫してもどんどん新芽が出てきます。
■冬越し 秋に寒くなると地上部は枯れますが、畝にワラや落ち葉を敷いて防寒すると、暖地はもちろん、雪が降る地方でも雪の下で越冬します。
しかし、寒さが特に厳しい年などは、枯れてしまうこともあります。
そのため、秋にポットなどに株上げするか、10月上旬頃に挿し芽をして、10℃以上に保てる場所で越冬させ、春、霜の心配がなくなった頃に定植する方法が安心です。
【お読みください】 掲載苗画像はお届けする苗のイメージです。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや毎年の気象などで、小さくなったり大きくなったりすることがあります。
苗の大きさの大小はその後の生育には大きく影響しません。
弊社基準に達した苗のみ出荷しております。
ご了承ください。
植物アレルギーのある方は、栽培にも利用にも注意が必要です。
植物には個体差があります。
生育や収穫量などは毎年の気候や栽培環境により変化します。
ご了承ください。
© 秋 野菜苗を殺したのは腐女子